経営管理体制(ガバナンス)構築支援

経営管理体制(ガバナンス)とは

経営管理体制(ガバナンス)とは経営数値の現状を把握したうえで、経営の安定化を図るための組織内部のルールという意味があります。

しかし、経営数値を適切に把握するためには、数値として把握されるまでの個々の業務プロセスにおいて、情報が正確かつ効率的に伝達される仕組みや異常があった際に原因が究明できるような仕組みが構築されていることが必要となります。

ここでいう個々の業務プロセスとは、組織の現金管理、請求管理、資産管理、人事給与計算の各業務など、経営数値に最終的に反映されるプロセスを言います。

 

不十分な経営管理体制(ガバナンス)が招くこと

一般的に病院、クリニック、介護施設等の運営において、医療行為や福祉サービスの提供に対しては積極的に改善や向上に取り組みはされていても経営管理体制(ガバナンス)の構築までは手が回っていないことが多くみられます。

例えば、病院、クリニック、介護施設において現金に関する不正事件が日々、新聞やニュースで取り上げられていますが、これは現金管理プロセスにおける組織ルールが脆弱だったために、このような事例の予防や発見ができていなかったことが要因の一つであると考えられます。

このような状況では、現金周りに係る経営数値について誤った情報が伝達されていたおそれがあり、また、その異常性に対して発見機能が働いていなかったことを意味します。

これ以外にも、請求管理が適切に行えておらず収益の計上が不正確となることや、帳簿に記録されている資産の実態調査を行っていないなど、脆弱な組織ルールによって記録されている経営数値は組織実態と乖離していきます。

また、情報の伝達が非効率に行われている場合は適時に経営数値の把握を行うことはできませんし、そもそも、その時間に係った分の費用は、目に見えないコストとして組織に経常的にのしかかっています。

 

経営管理体制(ガバナンス)の見直しは専門家と

経営管理体制(ガバナンス)を見直そうと思われた場合であっても、実際に普段のルールを当たりまえとして運用している自らでは経営管理体制(ガバナンス)に課題があるかどうかを判断することは難しく、また問題点を把握したとしても改善に向けて業務プロセスを自ら変えていくことは大変な困難を伴います。

そのため、課題の発見や改善の道筋については、病院、クリニック、介護施設の経営管理体制(ガバナンス)に熟知した専門家と一緒に行っていくことが効果的です。

 

現場と一緒に実務的に可能な改善を支援します

私たちは、病院、クリニック、介護施設のみならず、様々な組織の経理管理体制(ガバナンス)の課題認識と改善までのご支援を行ってきた実績があります。

実際の進め方においては、管理者だけでなく、現場の方々とも課題を認識し、管理者にとっても現場にとっても有用なルール作りを意識しています。

もし、皆様が管理者として、組織の経営管理体制(ガバナンス)について、現場を巻き込んで改善を図っていきたいと考えている場合は、まずは私たちにご相談ください。

また、課題があるかどうか不明という場合であっても、まずは現状把握から相談させていただくことも可能ですので、お気軽にご連絡いただければと思います。

 

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