略歴
昭和58年兵庫県芦屋市生まれ。幼少期は福岡や横浜で育ち、大阪星光学院中学校・高等学校を卒業後、慶應義塾大学経済学部に入学。
大学卒業後、地元に戻り関西学院大学大学院に進学。
大学院時代から公認会計士試験の勉強を開始し、平成21年に合格。
合格後、有限責任監査法人トーマツの東京事務所に入社。平成29年3月末に退職した後、税理士登録。
再度地元神戸でメディレクション会計事務所を設立。
趣味
趣味はカラオケと旧車鑑賞です。昔から歌うことが大好きで、カラオケは今でもたまに足を運びます。旧車は昔からの憧れで、走っているとつい魅入ってしまいます。特にコスモスポーツがお気に入りです。
また、最近はゴルフを始めました。クライアントにゴルフをされておられる方がいらっしゃると、ついアドバイスを求めてしまいます。早く皆様と一緒にラウンドできることを目標に頑張ります。
ご挨拶 髙井 陽介
私は、会計・税務を通じて地域医療を支えたいと考えています。
私の母方の祖父と父方の祖母は開業医として神戸市で診療所を経営しておりました。2人は毎日の業務で忙しくしており、経理や税金のことで担当の税理士さんのことを非常に頼りにしていました。
そんな税理士さんの姿を見るうち、いつしか『ドクターに頼りにされる税理士さんになりたい』と想うようになりました。
そしてその想いが公認会計士・税理士の資格取得の勉強へと繋がることとなりました。今でも昔に抱いた想いは変わらず、ドクターの皆様の力になりたいと強く願っております。
そして、皆様の経営の一助となり、ひいては地域医療の発展へと繋げていくことこそが、私の夢であり、使命だと思っております。
私がかつて所属した監査法人は、8000人以上の職員を抱える大規模な監査法人でした。その中で私は会計士として経験を高めるため、上場企業等の大企業の監査を入社当初は行っていました。大企業の経理体制やガバナンス機能というのは非常に高い設計がされています。
例えば、支店が多くある場合、どうやって情報を集約するのか、どうやって不正が起こりにくい環境をつくっていくのか、そんなルールやシステムが毎期作り変えられていきます。いわゆる間接部門をないがしろにせず、当たり前のように多くの資源が割かれていることに驚きました。
数年そのような経験を積んだあと、私は医療を専門にしている部門に異動を希望しました。大手監査法人が扱う医療福祉系のクライアントは非常に大きな組織もあります。
全国に50以上の病院を持っている公的医療機関や300近い拠点を抱える社会福祉法人や大学付属病院等々。私は様々な業務に携わりましたが、一番注力したのは病院や福祉施設の管理体制の改善業務です。
私は毎日、全国の病院の現場に行き、経理面や内部管理体制の状況をチェックしていました。大病院の経理体制や内部管理体制は、どのようなものと思われるでしょうか。正直いいますと大企業をみてきた私には、「不十分すぎる」という印象を抱く体制となっている病院が多くみられました。
特に、経理課、医事課、用度課、人事課等それぞれの部門があまりに連携をとれていないと感じることが多くありました。
そこで、私はどの病院に訪問しても関連する部門の職員に同席を求め、なぜ連携がとれないのか、連携をとるためのルールはどうすればいいのか、という点について時間をかけて設計していきました。
最終的に私は100以上の病院でこのようなことを行ってきましたが、面白いことに、システムの問題なのか、人的な問題なのか、監督機能の問題なのか等、病院ごとに問題の本質は全く違ったものでした。それでも、時間をかけて課をまたいだワーキングを重ねることで体制はよくなっていきます。いくら体制をよくしても直接的に利益が増えるわけではありません。そのため、面倒だとあしらわれたり、『意味のないことだ!』と言われたりすることは非常に多くありました。
それでも粘り強く時間をかけて改善をすすめ、そのようなお客様に、『非常に業務を進めやすくなった。今までのやり方が当たり前すぎて、非効率で間違いの起きやすい体制だったということに気付いていなかった。もっとこれからは課をまたいだコミュニケーションをとっていく。』といわれた時はいつも、この業務をやっていて良かったと感じました。
上記のような経験後、当初の意志であった地域医療にもっと密接にかかわりたいと平成29年4月から神戸で事務所を開業しました。
私はいつも医療を支えるために会計士や税理士、そして私ができることはなにかを模索しています。税務顧問や経理指導、経営体制の構築や事業承継や開業におけるお悩みのご支援。いろいろ私たちのメニューとして名前のついているものはあります。これらは一般的に珍しいメニューではないかもしれません。
それでも私は、このクライアントにとっての最善は何なのか、クライアントが安定して発展していくためにはどうすればいいのか、このことを一緒に悩み一緒に進んでいくビジネスパートナーの観点を持って業務をすることが我々の最大の強みだと考えています。
医療経営におけるビジネスパートナーをお探しの際は一度お気軽にご相談ください。是非皆様と一緒に課題に取り組み、地域の医療に貢献できることを願っています。